口臭が気になる人、そうでもない人の違いは、口腔環境の違いです。口の中の環境は生まれつきではなくて、幼児から成長過程で、他の人から雑菌が感染して、それによる口腔環境の変化によるものなのです。その感染原因菌は、ストレプトコッカス・ミュータンスと呼ばれ、俗に「虫歯菌」と言われている細菌です。

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食べ物の中から糖分を見つけて分解し、その際に強い酸性の物質をだすために、歯の成分、エナメル質を溶かし、虫歯になる一番の原因です。この食べ物を分解して残った残留物が、「歯垢」という、ネバネバした物質で、歯の裏、歯茎と歯の根元付近に付着します。この付着物「歯垢」は、歯磨きで取り残しがあると腐敗して更に独特の悪臭を放ちます。ニオイは”なにかが腐ったような感じ”といった具合に、かなり強烈なもので、特に奥歯の歯の裏に多く付着します。

この細菌は嫌気性で、空気を嫌う性質があるので、前歯よりも奥の歯に多く存在しています。この歯垢は歯磨きで除去できるのですが、歯ブラシ、歯磨き粉の口部分等に付着しやすいのと、家族の中にそもそも虫歯菌を持ってる人がいると、歯磨きしても再度、感染してしまいます。また非常にネバネバして水では落とせないので、この場合の口臭予防は「家族で共有しない」ことが第一に重要です。コップ、歯磨き粉等も別々にします。第二に「歯磨きは弱い力で出来るだけ長くやること」です。強い力でゴシゴシ磨く必要はまったくありません。むしろ歯茎の炎症に繋がります。軽い力で歯磨き粉の洗浄成分を出来るだけ長く浸すような感覚が重要です。

つまり、歯磨きは”よく泡立てるように使う”のがポイントです。こうして泡で歯垢を浮かせて、水で一緒に細菌を流して捨てるのが本来の「歯磨き」です。歯磨きのタイミングは食事後すぐではありません。食べてすぐは唾液等口腔環境は細菌が活動するのに都合が悪く、食後30分以上で細菌は動き出します。また酸化しやすい食べ物もあまり多く食べると細菌を喜ばせます。古い油で揚げたコロッケやトンカツなどがあります。

また、食事のときに、家族で箸をつける大皿料理も、口から食べ物へ細菌が移動しやすく、食事は家族それぞれで小皿に別の箸で取り分けるなど工夫が必要です。口臭の要因の8割は”口の中”ですので、以上のような工夫を続けていくことで、口腔環境はやがて正常に戻っていきます。